菅看護部長がこのたび長年の精神科看護業務への貢献が認められ厚生労働大臣表彰を受賞しました。精神科看護に二十年以上就業している現役の看護師に贈られる、五年に一回の功労者表彰です。
菅看護部長は国際貨物船の調理師を皮切りに、様々な社会経験、職業経験をした後、看護師として医療の現場で働くことを決め、昭和五十七年から新潟市の南浜病院で看護助手として働きながら准看護学校で学びました。更に、昭和六十二年から三年間、千葉看護専門学校の定時制で学び、千葉市内の精神科病院で准看護師として働きながら看護師免許を取得し、南浜病院に戻り経験を積みました。
精神科病院で働き始めた菅看護部長ですが、当時はまだ精神科入院者への人権意識が十分ではなかった時代であり、配属されたものの一時は辞めようとも思ったそうです。しかし、逃げていくのは簡単ですが、ここで踏みとどまった菅看護部長は精神科の入院者に対する接遇向上に努め、その後日本精神科看護技術協会の様々な役職を歴任するなど、積極的に精神科医療現場の環境改善を広める活動に取り組んできました。その功績が認められ今回の受賞へとつながりました。
菅看護部長、受賞おめでとうございます。