2014年2月13日木曜日

菅看護部長 就任挨拶

1月から菅看護部長が就任され、田宮病院看護部は新しくスタートしました。

菅看護部長から、就任の挨拶をいただきました。



よろしくお願いします。

??月1日から田宮病院看護部を統括させていただくことになりました菅真司です。
田宮病院に招かれて2年と8か月しか経験がないため、まだまだ分からないことばかりですが副部長さんや師長さんをはじめ、病棟内外のスタッフの皆さんに支えられ、何とか頑張っています。
 田宮病院は何と言いますか、人と人との絆を大切にしている、そんな病院だと思います。私が就職したての頃も、いろんな人から声をかけていただき、何もわからない私に親切にいろんなことを教えてくれました。大変なこともたくさんありますが、大勢の人たちに支えられ毎日やりがいを持って仕事ができると思えることは、実は何よりの幸せであり、人生における心の至宝だと皆さんに感謝しています。しかし、高度に複雑化した現代社会はストレスに満ち溢れ、心の豊かさや幸福感を実感しづらい、そんな混沌とした様相を呈しているように思えます。
2011年、国はそれまでの4大疾病に精神疾患を加え5大疾病と位置付けました。多くの人たちがこの混沌とした状況の中で心の豊かさや幸福感を見つけられない。心に余裕を持てないから対人関係で思わぬ緊張を抱えてしまう。慢性的な緊張が心の健康を疲弊させてしまう。近年における精神疾患の急増はその一つの表れではないでしょうか。
人が人と触れ合って、笑顔がこぼれたり、ほっと安心する…。何気ないことかもしれませんが、私たちにとって患者さんやご家族の笑顔や安心した表情は、お互いの心が通じ合えた瞬間であり、「誠意と透明性を持って安全なケアを提供する」という私たちの看護理念を貫いてきたからこそ得られる特別なプレゼントだと思っています。この「お互いの心が通じ合う」とは、日ごろから職場の中で自然に浸透していないと実現はできないもの。その意味でも田宮病院の持つ「人と人との絆を大切にする」文化的背景は「お互いの心が通じ合う」ことの基盤となっているのでしょう。
200名を超える看護部をマネジメントすることは簡単なことではありませんが、「誠意と透明性」を心の中心に据え、誠実にスタッフの皆さんと一歩一歩向上していきたいと思います。

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